2016年12月20日火曜日

達磨


開運達磨に願掛け、来年これ以上下位(かい)運になりませんように・・・。

達磨とは中国禅宗の開祖とされているインド人仏教僧で、「ダルマ」というのは、サンスクリット語で「法」を表す言葉だという。
「だるま」はこの達磨の坐禅姿を模した置物、または玩具のことで、この達磨大師は壁に向かって九年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説があることから、手足のない形状で置物が作られるようになったらしい。

現在では禅宗のみならず宗教、宗派を越え縁起物として広く親しまれており、多くは赤色の張子で製作され、目の部分は書き入れずに空白のままに残し、そして何らかの祈願を行い、祈願が叶うと目を書き入れるという習慣がある。
日本ではだるまは赤色を基調とした塗装が行われるのは、火や血の色である赤は古来から魔除けの効果があると信じられていたからだ。

余談だが、団塊世代以上の方には、「だるま」といえば、 サントリーのウイスキー「サントリーオールド」の愛称で、ボトルの形状に因んでこう呼ばれたのを想い出すかもしれない。
同じく形状からたぬきとも呼ばれていたが。




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