2016年9月30日金曜日

農業事故


ファーマータナカの新農業講座第14回。お題は「農業事故」。




設業などで死亡事故が減少傾向にあるのに対し、農業での事故は建設業の2倍、高齢化、家族経営で労働者としての労働安全衛生法の法規制がなじまない、コスト高にためのトラクターの安全装置の不備等が原因という。



死亡事故とまではならなかったが、私自身の危うかった経験をいくつか列記しておくので、暇な方お付き合い下さい。

【北海道N町酪農経営時代】

・急傾斜の牧草地でトラクターで採草中、大量に牧草を積載した牽引車(ハーベスター&クロップキャリア)に押されて100m以上急降下後大破、危うく谷にも落ちそうだった。
・堆肥が大量で、ユンボで切り返していたが、重機ごと糞に埋まって抜け出せなくなり、糞死寸前だった。
サイロに牧草やコーンをトラクターの動力を使って高速回転させてはね上げ(ブロアという)貯蔵するのだが、詰まった牧草を取ろうとしたらまだ羽根が回転しており指を骨折、切断はまぬかれたが運悪ければヤクザになっていた。
・サイロ内は装置(アンローダーという)で表面をならすがどうしても均一にならず、人も入ってならすが、北海道では毎年数人が酸欠で死んでいた。
・ファーマータナカの後継者は種牛を導入したが、襲われて骨折入院した。
放牧地ではしょっちゅうマウント(馬乗りいや牛乗りか!?)された。
搾乳中後蹴り回し蹴り攻撃があり、又成牛体重は500kg以上で、足を踏まれた場合、確かめるようにもう一度踏み直される場合が多い。
・地吹雪で視界ゼロで道路が埋もれ、車が抜け出せず、死にそうになったことが何度もある。

【大分県K村農業経営時代】
・石油高騰時、代替薪ストーブが火元でハウスが全焼、無駄な消火で煙に巻かれて死にそうだった。
・密閉状態のハウスでの農薬散布はほぼ1日ががり、その日は飲酒を控えるようにと言われた。(肝臓が農薬解毒で悲鳴をあげてる?)
・夏場のハウス内は40℃以上、カミさんは熱中症で倒れた。
・台風でハウスを点検に行っている時(一番危ないパターン)ジャストタイミング、突風で大破、一緒に吹き飛ばされそうだった。
・台風で4日間停電、水耕栽培の装置停止、酸欠のためトマト全滅で無収入、ホントに死にそうだった。
・山間地だったので、切り立った崖から道路に岩が落下し、早朝移動中に車が激突、ガードレールでかろうじてストップ。
・トラクターや刈払機(草刈機)での事故多発。
・朝方、車両がひっくり返っていたり、路肩にかろうじて引っかかって放置されているのを何度も目撃した。(私ではありません、ひょっとして飲酒!?)

 自己責任も多いけど、お百姓さんも頑張ってます、ご理解ご声援を。

2016年9月29日木曜日

30days Album


アナログ親父のデジタル奮闘玉砕記。

多分団塊世代以上は、画像一つやり取りするのにも大騒ぎだが、3人寄れば何とかで、1人位はファーマータナカよりは解っているヤツがいて、iPhone  の「AirDrop」や LINE の「ふるふる」で言われるままいつの間にか送れたりする。

今回、ある程度まとまった枚数を共有する必要があり、「30days Album」なる無料サービスで、友人T氏に頼んで送ってもらった。
(何だ、やはり、やってもらっただけか)





2016年9月28日水曜日

オールドグランダッド

ファーマータナカの迷酒珍酒カクテルストーリー。
(登場する人物物語等は妄想と願望の産物であり、実在の人物等とは一切関係ありません、たぶん)

ウイスキーのスペルには2種類ある。
「Whisky」と「Whiskey」だ。

Japanese Whisky との出会いはいい印象ではなかった。
あの喉を刺すような味、水で割るしかないワンパターンな飲み方。

その点、若かりし頃に出会った Bourbon Whiskey は、アメリカへの漫然とした憧れみたいなものが潜在意識に作用していたのは否定できないが、新鮮だった。
銘柄は御多聞に漏れずアーリータイムズで、今ではボトルのラベルもシックに変わってしまっているが、黄色いラベルのオールドファッションなデザインが印象的だった。
何よりも、独特のコクと香りを持っていた。
それを、最初の頃はバーボン・バック(Buck=スピリッツにレモンジュースとジンジャーエールを加えてつくるのが一般的)でよく飲んだものだ。

一説によると、Bourbon Whiskey は、開拓時代に大変珍重され、カギのついた箱に保管されたといわれる。カギ=Key でカギつきというわけである。

実際のところは、アイルランドで、「e」をつけ、スコットランド、日本、カナダでは「e」をつけない。バーボンの故郷アメリカでアイルランド流の表記になるのは、「もともと他のウイスキーと俺っちのウイスキーは違うんだ。」と誇り、差別化のための「e」の表記だったわけで、そのアイルランドからの移住者が、バーボンウイスキーの生産に従事していたことを物語っているのだ。
(ただ実際には、アーリータイムズやメーカーズマークには「e」が入っていないところが又ややこしいのだが…。)

の後、松田優作が愛飲したたというオールドクロウをはじめとして、ワイルドターキーはもちろん、I・W・ハーパー、ヘンリーマッケンナ、ジョージディッケル(テネシーウイスキー)…そしてコーンウイスキー、ライウイスキーへとウイスキーはもちろんだが、悪魔の水の手招きに、果てしなきドツボの世界への彷徨、その序章が開かれたのであった。

その中で、拘りの伝統製法により、昔ながらの甘い芳香、ライ麦の風味がしっかりと感じられるのがこのオールドグランダッド、スムーズな飲み口が身上の6年ものだ。

🍷🍷🍷 オールドグランダッド(バーボン・ウイスキー)🍷🍷🍷

一方に名うてのプレイボーイ。
一方に「私、この店が大好き。だってマスターのファン(※)だもの。」というJ嬢。
(※ Love Like でないところがミソ、その上ママあってのという大前提が決定的、ついでに言うと女性からお兄さんとかお父さんみたいな存在と言われるのも好きではありません)
出会わなければいいのになと、遠巻きに眺めていたのだが、やはり運命の糸は紡がれる。

J嬢は、化粧品会社の美容部員。
聡明で存在感があり、仕事柄その完成された化粧は、美しさを際立たせる。
昔風に言えばそうキャリア・ウーマンか、でたぶん成績もトップクラス、若い部下からの人望も厚く、彼女らを店に引っ張ってきてくれるものだから、カウンターは美女軍団で華やぎ、ファーマータナカは有頂天であった。
全てが順風満帆に見えた。

ポピュラーなIW・ハーパ―が好きだった彼女にオールドグランダッドを薦め、やがて何時しか彼女はこの酒のファンになった。
その彼女が そのオールドグランダッドのロックを立て続けに何杯も流し込む。
人に弱みを見せない彼女が、酔っ払い、瞳の奥が微かに涙で潤む。

ファーマータナカは基本的には、男性女性にかかわらず、自らは客を店外に飲みに誘わないのがポリシーというか、御法度となっている。
ただし、最高経営責任者のママの決裁があれば、稀に店を離れることもある。
の時のCEOの目配せは、果たして許可だったのか否決だったのか、今となっては闇の中だ。

具体的に相談を持ち掛けられる訳でもなく、場末のスナックで、唐突に「東京」をデュエットで歌おうという。
(実のところカラオケは苦手な上、デュエット等歌う曲目を強要されるのはもっと苦手だ。)

♬  君はいつでもやさしく微笑む だけど心は空しくなるばかり
  いつか二人で暮らすことを夢見て 今は離れて生きて行こう  

遠距離恋愛のこの歌詞に、東京にあこがれた頃を、或いは純粋だった初恋を想い出しているのか、それとも今の別れの自分を投影しているのか・・・。
梯子酒は屋台での何杯ものコップ酒、だが冒頭にも記したように期待される結末(?)は当然無い。

J嬢はその別れの後やがて結婚、そしてほどなく離婚との噂を聞いた。

Bar という場は、そのために店をやったわけではないが、多くの出逢いと別離があり、悲喜交々のスートーリーがある。
そして遅かれ早かれやがて男は皆オールドなグランダッドになるし、ファーマータナカのその日もそう遠くない。

 店に集ってくれた人達の、それぞれの非日常のドラマのワンシーン、それから延々と続くそれぞれの日常に思いを巡らし、今はそれらをひっそりと抱きしめ、優しい眼で見続けていきたい。
2002.05.19記を加筆修正)



2016年9月27日火曜日

「治一郎」のバームクーヘン


友人宅への手土産に、福岡パルコの今秋の店舗改装、福岡県内唯一の店舗が半数を占めると聞きつけ、24層からなりしっとりとした食感が特徴のバウムクーヘン「治一郎」(静岡本店)を持参したが、よくよく考えると関東在住経験者には有名らしく、自分だけが珍しいと喜んでいた。


2016年9月26日月曜日

アジア青空劇場フェスティバル in KURUME


「アジア青空劇場フェスティバル in KURUME」で、博多屋台の枠組みを劇場と見立てて作品を発表する「アジア演劇屋台」に遭遇。

韓国の月光屋台なるものを観覧、手書きのお守り(?)もらった、何とも言えない不思議な異空間・・・。

近年全国的に劇場が減少していて、特に福岡は舞台芸術を対象とした劇場は数えるほどしかないという。
昔からこの方面にはとんと疎いのだが、演劇の幅広さ、奥深さとは何ぞやと改めて思う。




2016年9月24日土曜日

鳥居


街角ウォッチング。

何故か小さすぎる鳥居(とりい)、これじゃあ神域へはとても入れそうにない。

俗用として小便無用、不法投棄のごみ除けなどに利用されることがあるというから、その目的で設置されているかもしれない。
確かにこの前では小便もゴミ捨ても憚られる。
又鳥居の上に石を投げて乗せると願いが叶うといわれていて、そういえば子供の頃誰から聞いたのかは忘れたが、やった記憶が確かにある。
数え方は、「1基、2基」だそうで、朱色であるのは、古来その色が生命の躍動を表し災いを防ぐとして神殿などに多く使われたためで、これが鳥居にも影響しているとされる。
(参考Wikipedia



2016年9月22日木曜日

ヴァイオリン


友人の息子が出演というので、珍しくクラシックコンサート。
生のヴァイオリンの音色ってこんなに素敵なんだ・・・。
汚れきった命が少し洗われた気がした。音楽万歳!



2016年9月21日水曜日

アベノミクスは失敗!?


ファーマータナカの乗り損ね経済ニュース。

バブルの時、「誰がやっても儲かるのに株をやらないのは馬鹿だ。」と言われて結局馬鹿を見た人が溢れたが、散々「乗り遅れるな」と煽り倒してきたアベノミクスに対して、このところの手の平返しは何だ!?

2012年12月26日に発足した安倍政権。
もうアベノミクスは37カ月になるわけだが、テータ的にもその失敗は見て取れる。

元々実体経済ではなく、為替を円安に誘導して株価を吊り上げることで経済成長を偽装しようとしていたともいえるわけだが、今回例に挙げたものは個人向け投資関連の雑誌(日経マネーや、ダイヤアモンドZAi)までもが、アベノミクスでは記事が書けなくなるほどその成果や効果の実態がなかったことを認めざるを得なくなったというところだろう。

以下にアベノミクスの実態の主だったものを上げておく。
・家計の消費支出は減り続け、削ることができない食費の割合=エンゲル係数が激増している。
・安倍政権は民主党政権の約3分の1しか実質GDPを伸ばせておらず、2014年は前年比マイナス。
・ 民主党の3年間で下がった失業率は計0.8ポイント、対して安倍政権が0.9ポイントでその差はたったの0.1ポイント。
・非正規社員は3年間で167万人増え、他方正規社員は最後の年は26万人増だが、3年間を通してみると,結局36万人減。
・有効求人倍率の上昇は求職者の減少の影響が大きく、叉有効求人倍率が継続的に高いのは、パートタイムである。

乗ってもダメ、載り損ねてもダメということか・・・。


2016年9月20日火曜日

台風16号


福岡県筑後地区台風16号情報。

北風強し、極少雨、繁華街(いと寂し)も連休明けの火曜日、台風一過で、人っ子一人猫一匹いません。


2016年9月19日月曜日

折り梅


ライブラリーシネマ。
『折り梅』は、「ユキエ」(これもアルツハイマーがテーマ)で絶賛された松井久子監督第2作で2001年作品。
アルツハイマーの義母の老いと介護を扱った実話で、小菅もと子著「忘れても、しあわせ」が原作。

個人的には、他人事のような、優柔不断で優しさも感じられない息子(夫)の態度が鼻についたが、女性監督の女性目線から見れば、これが日本男子の実像といえるかもしれない。

明日は我が身的内容もさることながら、実は3年前に見てFBにも投稿していた事実を全く失念しており、その症状の方が心配だ。

以下はその時の投稿内容。
「折り梅」は、2001年松井久子監督第2作、出演原田美枝子、吉行和子他。
アルツハイマーになった義母と介護する嫁という二人の女性の心の物語。梅は老木になっても花を咲かせ、枝を折って生け花に活けても、皮から養分を吸って咲き続けるから<折り梅>というと。
映画自体は、心穏やかにしてくれる作品だったが、施設介護から再び家族介護への流れがある昨今、家族とりわけ女性への介護負担が本当に軽減される方向性があるのだろうか。




2016年9月18日日曜日

熱男


昨夜は娘の計らいで福岡ドーム。

内川、松田ホームラン2発、スカッとホークス!! スカッと熱男!!



2016年9月17日土曜日

スープクレンズ


ふと手に取ったこの本。
今流行りの作り置きのスープ版かと思ったら、ちょっと前アメリカで「ジュースクレンズ」なるものが流行っており、日本でもローラや道端ジェシカが実践、それのスープ版だった。
クレンズ(cleanse)とは「洗浄」って意味。
3つの野菜でぱぱっとできるベジスープで、ダイエットにも効果があるという「スープクレンズ」。
次から次へと新しい食事法・健康法・ダイエット法の情報が流れてくるが、理屈は正しそうなので、特に女性や若い方はチャレンジする価値ありかも。


2016年9月16日金曜日

独身男性7割恋人なし


ファーマータナカの余計なお世話ニュース。

(TBS NEWSi)

男女の結婚生活だけが人生の目的ではないだろうが、「いずれ結婚するつもりと考える独身者は男女とも9割弱」いるのに、「交際相手がいない独身者の割合が男性7割、女性6割と過去最多」となった。
さらに、「性交渉の経験がない独身者の割合も男性42%、女性44.2%と男女とも増加」という。



(国立社会保障・人口問題研究所調査)
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou15/NFS15_points.pdf

2016年9月15日木曜日

ありえない場所で寝てしまったヨッパライの写真12選!


ファーマータナカのどうでもいい情報。


普段目覚めるのも異常に早いが、特に飲酒した時、寝付くのもこれまた早い。
寝過ごして終点まで行き、折り返して叉寝こけ、慌てて飛び起きて降りたら今度は手前の駅で、結局タクシーで帰ったという友(決して私ではありません)がいた。
帰路にも毎回ドラマがある。




2016年9月14日水曜日

二重国籍

愛するグアテマラ、あえて二重国籍との賛美を送ろう。

昨年御世話になったY氏は、再びグアテマラを目指して真剣にバイトでお金を貯めているという。
毎年だったのを、今年はパスして来年の渡航に備えるそうだ。

そこそこスペイン語が堪能だとはいえ、ご老体と孤独、決して楽しく楽なことばかりではないハズ。老いてますます前向きな姿勢は、文句なく評価していいと思う。

同級生T氏と、「大名やぶれかぶれ渡辺通り店」で彼を囲む。



2016年9月13日火曜日

シルバー川柳


ファーマータナカのどうでもよいニュース。

今年も恒例「第16回シルバー川柳(全国有料老人ホーム協会)の入選発表があった。
冴えわたる自虐ネタをお楽しみ下さい!!
(創作能力低下につき、他人頼みになってきた)

 ■ポックリと逝きたいくせに医者通い
■気が付けば母のとし超え我を知る
■絵手紙でいい味出してる震える字
■「やめとくれ」ただの寝坊で脈とられ
■こんにちは思い出せずにさようなら
■希望なし目標なくて自由あり
■あれよれそれよそれよと答え出ず
■猫までが妻の真似して俺またぐ
■クラス会それぞれ持病の専門医
■ボケもよい昨日のケンカもう忘れ
■金よりも大事なものが無い老後
■見栄と欲捨ててしまえば生き仏
■チンをして出すの忘れて冷蔵庫
■金が要る息子の声だが電話切る
■飼犬が徘徊防止に付いて来る
■この歳で止めてどうする酒たばこ
■やっと立ち受話器を取れば電話切れ
■ハグされてこわい私の骨密度
■五郎丸まねて念仏かと訊かれ
■基地問題うちがもめるは墓地問題

※ 落選作
■自虐ネタ笑えるうちはまだ救い 腐阿魔多難禍


2016年9月12日月曜日

KURUME ライブチャレンジ


DANKAI MUSIC FESTA 10th なるものが行われていて、ザ・フライング・エレファンツ(田川出身ビートルズコピーバンドで、カーネーギーでの公演もやった)がゲストだったので、久し振りに聞いてみようかと、ついでに団塊パワーなんぼのもんじゃというつもりで問い合わせてみると、何とチケット早々に完売で当日券入場も到底無理だと言う、あな恐ろしや!!

ライブを聴くつもりでいざ出来ないとなると無性に落胆、ちょうど最近出来た久留米シティプラザ・Cボックスというライブスペースでやってた無料「KURUMEライブチャレンジ」へ。

後半は大音量ロックで難聴気味の耳にも刺激強すぎだったけど、音楽を愛してやまないパフォーマー達をそこそこ堪能。



2016年9月11日日曜日

大運動会

あちこちウォーキングしていると、どこぞの高校の校庭に、突然足場が組んであることがある。
きっと運動会のスタンドだろう、もう終わったのか、それともこれからか、古き良き時代を想い出したりする。


朝方、遠くに号砲が聞こえて、ちょっぴり胸が騒いだ。
何故かそそくさとBIKEに跨る自分がいた。
兎に角駄目元で覗いてみようと思い立ったのだ。
胸騒ぎは結果的にドンピシャリ、やはり当地域の名門明善高校の、「第50回大運動会」開始の合図だった。


思い起こせば半世紀近く前、ファーマータナカは県立S高校に辛うじて在籍していたのだが、そこは子供の頃神童と呼ばれたような輩や、お坊っちゃまお嬢様ばかりが集う所で、己は完全なる半端者として、埋没し喘いでいた。
その学び舎は一応進学校でありながら、第3学年時の運動会終了までは、受験勉強そっちのけで運動会の準備と練習に現(うつつ)を抜かし、云うならば質実剛健と文武両道を足して青春で割ったような、まさに絵に書いたような優等生の集団だった。


ところで、久留米市荘島町に「青木繁旧宅」がある。
優等生で明善の出身である彼が初めて敗北感を味わったのは、同い年で同じ久留米市出身の坂本繁二郎の絵だったと言われている。
ここで我等素人が、馬鹿の一つ覚えのように想い出すのは、「海の幸」だ。
その後の彼の実生活は余り恵まれず、放浪の果て弱冠28歳でこの世を去ることになるわけだが、この有名な「海の幸」は、明治期の浪漫主義的絵画の記念碑的作品と言われている。
だが、美術や芸術にとんと疎く、かつ決定的にセンスがないファーマータナカには、「海の幸」に荒々しさや勢いは感じるような気はするものの、芸術的価値を論ずる素地も資格もない。


その当時、誤魔化し誤魔化し中途半端で空疎な高校生活をやり過ごそうとしていたのだが、運動会の対抗4チームのうち我等が属する青ブロック長H氏から、何故かバックを任せたいとの依頼を受けた。
運動会という盛大な行事を更に盛り上げる応援合戦や組体操が表のイベントとすれば、バックとは、そのチームをスタンドの背後から支え、一部始終を力強く見守り見届ける裏の絵物語だ。


そしてその年のド本命の黄色ブロックのバックが何の因果か、この「海の幸」であった。
我が青ブロックもそうであったが、このような完コピ擬きが著作権上問題とならないのかは疑問が残るが、それはさておき、その圧倒的力強さと迫力と芸術性で、下馬評ではダントツの優勝候補であったのだ。


一方安請け合いのファーマータナカは、今考えても「靑から海」へと如何にも凡庸な発想、葛飾北斎「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」の富士を題材と決定したのだった。
そして出来上がってみると案の定、「銭湯の壁絵」かと揶揄されるような陳腐な出来であった。
チームのメンバーと喧々囂々の議論の末、本番間際に苦し紛れに背景をグラデーションで修正し、本物を愚弄する暴挙に打って出たのであった。
挙句そのバックがまさかの優勝となったのは、たまさか出たとこ勝負の成せる技であったとしか考えられない。


さて、10代真っ盛りの組体操、応援合戦、そしてバックの絵をこうして眺めていると、一気一瞬に50年をタイムスリップしたかのような感覚を覚える。
拗ね損ねた溢れ者だったとはいえ、ほんの一時期だけでも、確かに血踊る青春の感動を味わわせてくれた、学び舎と仲間と時代に、今は素直に感謝を表したい。


(時効につき)蛇足乍ら、打ち上げは百道海岸の海の家で行われ、若気の至りと酔った勢いで、一部が夜中に近所の酒屋のシャッターを叩き廻る等の大失態を晒したが、学校側は余りの飲酒者の多さに処分不可だったようで、結局お咎め無しだったことを付け加えておく。

(1枚目画像は卒業アルバムから、2枚目以降は明善高校の運動会より)





2016年9月10日土曜日

紙屋悦子の青春


えーるピア上映会。
『紙屋悦子の青春』は、松田正隆による戯曲を黒木和雄が原田知世主演によって映画化した2006年作品で、同監督の遺作となった。
台を見ているようなゆっくりとしたいわゆる長回しの場面展開、朴訥な九州弁、戦争がテーマなのに一切そのシーンはなく、云わば銃後の世界を描くことでのその理不尽さの中、特攻志願の青年が、恋心を持つ女性を親友に託する青春物語。
原田知世の美しさ際立ち、本庄まなみも好演(ちょっと場違いともとれる!?)。
偶然、「70年目の証言 あの戦争を語る」という本を読んでいた最中で、余計空襲等戦争のリアリティを感じた。


予告編はこちら。









2016年9月9日金曜日

今後無くなる可能性が高い職業


ファーマータナカの世相ブッタ斬ったつもり。
 ある本に、「大正9年の国勢調査では国民から申告された職業は約35,000もあったそうだが、今や2,167。」とあった。 
職業という観点からも多様性が失われているのが解る。 
「今後無くなる可能性が高い職業」というのもあった。

第1位:郵便配達員 
第2位:農家 
第3位:メーターの計測係 
第4位:新聞記者 
第5位:旅行代理店の社員 
第6位:木材伐採人 
第7位:フライトアテンダント 
第8位:ドリル作業員 
第9位:印刷業者 
第10位:税務調査官及び収税吏


 他に減少著しいものとして、会計事務従事者、土木・大工・測量建築関連の作業員や技術者等も。
 ITの発達が最大要因だが、なるほど頷ける。 

まあ受け入れるべき事実は、職種が無くなる前に、先に本人が亡くなるだろうことだ。



2016年9月8日木曜日

雑魚屋


獅子の会(S44卒高校同窓会)T氏と6年振り再会の「雑魚屋」は、鰯が泳いでいた。
福岡市天神ど真ん中のオフィスビルに、巨大スペースかつ隠れ家的にその店は存在していた。
しかも価格はリーズナブル、お薦めだ。


2016年9月7日水曜日

賞味期限


冷蔵庫を漁っていたら、賞味期限が超経過した安物冷蔵ピザが出てきた。
昭和の人間につき、昔から、食材の賞味判断は印字によらず五感と内臓で、事後責任は腹痛と下痢で対応する事としている。


2016年9月6日火曜日

Siri


アナログ親父のデジタル奮闘玉砕記。

夫婦の会話もままならないので、iPhone Miss Siriと話してみた。
「Hey Siri、Wi-FiをOFFにして」
Hey Siri4時に起こして」
「Hey Siri、空気のいいところは何処?」
Hey Siri、山本潤子を聴かせて」
Hey Siri、タイマーをOFFにして」

優しいような、侘しいような・・・。


2016年9月5日月曜日

スミス夫妻

ライブラリーシネマ。
『スミス夫妻』(原題 Mr.and Mrs.Smith)は、1941年サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督が手掛けた唯一のコメディ、アメリカ作品で評価は様々。
結婚届がひょんなことで法的に無効であることが判明した一夫婦の離婚騒動顛末記、美しく愛らしい妻(画像はそのキャロル・ロンバード)は女心と秋の空的我儘振りでした。



予告編はこちら



2016年9月4日日曜日

大名やぶれかぶれ


「大名やぶれかぶれ 渡辺通り店」は海鮮が手頃な値段で味わえる居酒屋、たまーに会う大村氏と。
年寄の選ぶメニューは、だんだんヘルシーになる。



2016年9月3日土曜日

世界最高齢


ファーマータナカのどうでもよくないニュース。

自分にあてはめるとあと79年しか生きられない計算だ。
又、証明はできないが、エチオピアには163歳、ナイジェリアには171歳の老人がおり、どっこい、中国には256歳まで生きていたとされる男性がいるとか!?


2016年9月2日金曜日

巨大な鍵盤


街角オブジェウォッチング。
久留米シティプラザにある巨大な鍵盤は椅子だった。



2016年9月1日木曜日

歩く歩く


他人様の事をあれこれ言える筋合いではないが、早朝中央公園にある久留米総合スポーツセンター陸上競技場を通りかかったら、100名に迫る中高年が、まるで夢遊病者かゾンビのように同じ方向に歩き回っていた。